修習を終えて(第71期修習生宮島壮史)
はじめまして。
本年度、河野・野田部法律事務所で司法修習をさせて頂いた、宮島壮史と申します。
この度、第71期司法修習を修了し、来年の1月から東京の法律事務所で弁護士として働くことになりました。
修習の締めくくりとして、本ブログの記事を書かせていただこうと思います。
私は、今年の3月初旬から4月末にかけて本事務所で、高藤先生のご指導のもと、弁護修習をさせて頂きました。
修習では、訴状や保釈請求書などの書面起案や、裁判期日への同行、打合せへの同席など、多種多様な業務を経験することができました。
修習の中で、特に印象に残っているのが、並一通りの結果では満足せず、依頼者のためにその状況における最善を求めるという先生方の仕事に対する姿勢です。
事件の性質上、依頼者の請求が認められやすい事件であっても、金銭請求であれば少しでも多く依頼者の経済的利益になるように、後遺障害認定であれば、少しでも高い等級認定を、というように更に良い結果を目指して知力を尽くしておられました。
依頼者の請求が認められにくい困難な事件では多くの時間を割いて調査、検討を行い、法的構成を工夫し、依頼者の請求が認められるよう粘り強く交渉・訴訟対応を行っていました。
また、書面起案の際には、内容面は当然のことながら、インデントやナンバリング等の形式面の細部にまでこだわり、完成度の高い書面を作成するようご指導頂きました。
このような、普通よりもう一段高いところに目標を置き、完成度の高い仕事を目指すのが、プロのプロたる所以であると感じました。これを間近で経験させて頂けたのは、弁護修習での貴重な経験であったと思います。
他の先生方にも、顧問先の会社や精神保健当番に同行させて頂いたり、法律相談に同席させて頂いたり、時には、息抜きにお付き合い頂くなど、様々な場面でお世話になりました。
毎朝コーヒーを入れて下さり(なんならこのコーヒーが楽しみで出勤していた節すらあります)、提出書類のチェックなどの手続面で全面的にバックアップして下さった事務局の皆様にも大変感謝しております。
事務所の皆様に支えられ、楽しく充実した弁護修習を送ることができました。
まだまだ先生方から学びたいことはたくさんありますが、次は弁護士として、1人でも多くの人を幸せにできる仕事ができるよう、日々努力して参りたいと思います。
ありがとうございました。
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